02. about rin

◎コトのうごきながれる場所として

Outside1私たちは、rin’ (リン)というプロジェクトユニットを2005年6月に焼きもので有名な愛知県常滑市で立ち上げ、地域との結びつきの中でアートやデザインなどを軸とした多様な活動を展開しています。
(* 写真をクリックすると大きな画像があらわれます。)

 拠点となる建物は、かつて土管の製造工場だった古い木造建築を改装したもので、アート&デザイン関連の複数のメンバーによる共同工房となっています。そこは、アーティストの制作の場として、あるいは各種デザインワーク、写真の撮影・編集など多様な仕事の依頼などに対応するオフィスやスタジオなどとして活用されることを目的としています。しかし、個人的な仕事の場にとどまらず、地域との関わりのなかから生成する現代的で創造性あふれる協働プロジェクトなどを展開してゆく場としても活用されるようになっています。そのため建物の約半分は共用スペースとなっており、また、その一部は外部へと開かれたギャラリーやショップなどのスペースとして使用できるように設計されています。

 その場所は、名鉄常滑駅から徒歩5分ほどの小高い丘の上にあります。海が見え、夕日の美しい魅力的な場所です。かつては常滑の焼き物工場の密集する地域だったところですが、産業も衰退し空き地の目立つ寂(さび)れた風景が味わい深い雰囲気を醸(かも)し出しています。一帯は、地元の人たちの手で「やきもの散歩道」と名付けられた回遊コースが整備されており、古い焼きもの工場を改装したギャラリーやショップも増え休日には多くの観光客が訪れます。
 また、この常滑の歴史と風土の魅力に惹(ひ)かれ多くの陶芸家やデザイナー、アーティストなどが常滑に移り住み創作活動を行っています。いま「やきもの散歩道」一帯は、かつての産業を支えてきた焼きもの職人たちの後を受け、新しい「ものつくり」たちにも開かれた場所として生まれ変わろうとしているのではないでしょうか。

 この土地で、私たちは「みらいを発掘」という長期的なプロジェクトをスタートさせました。
 まずは活動を開始するにあたって、町を歩き、人に話を聞くことからはじめました。風景や記憶は過去を保存しています。しかし、むかしの思い出を語る人々の言葉は過去を懐かしんでいるだけではなく、これからへの想いもそこには内包されているのを感じることができます。「みらいを発掘」という言葉はそのような中から自然に表れてきたものです。そこには完成予想図的なものがあるわけではありません。人とのゆるやかな関係を通して行われるひとつひとつの小さな創造的活動。それらを継続的に積み上げて行くこと。それが大切なことだと、私たちは考えています

              rin' 代表:平田哲生 ,  副代表:坂倉 守
  
 
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