◎ 活動記録 010_2006
◎ 冨本泰二展・やけものはえもの

泰二の手がとりあげたものは
焼けもの 焼きもの、ではない
ゆるやかにもえたつ、生(は)えもの
みどりいろの火の穂
冨本泰二(とみもと・たいじ)

□冨本泰二は、1939年、愛知県常滑市の窯屋(製陶業)の次男として生まれる。家業のなかで焼きもの職人としての腕をみがく一方、経営者として企画や営業にも携わる。
かつては、花器の受注を通して生け花界の前衛から伝統まで幅の広い付き合いがあり、知らず知らずのうちに花の扱いを身につけ、今では身近な草木を用いた独自の表現を展開し注目を受けつつある。
陶芸家としては無名ではあるが、彼の焼きものの腕やセンスには、常滑の有名陶芸家である鯉江良二や吉川正道らも一目置く興味深い存在である。
本展覧会「やけものはえもの」は、常滑の大きな窯の中で長年使われ幾度となく焼かれ続けて独特の表情をみせる炉材(やけもの)と常滑の野山から集めてきた植物(はえもの)によるインスタレーションである。外に広がる常滑の歴史風土が、ギャラリー内に美しい作品空間として凝縮され、訪れる人を楽しませた。














写真撮影:坂倉 守(さかくら・まもる)
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