◎ 庭しごと
□梅雨も開け、日照りの厳しい毎日。除草処理の施された庭では、雑草も水を与えなければ思うようには育ってくれない。なにぶん空き家を利用しているので、水道も電気もガスも止まっている。庭の雑草に水をやるために水道を通した。ホームセンターで水撒き用のホースを購入。20mで¥1980。午前中は、水を撒く毎日だ。広々とした庭に水を撒いていると、濡れた土の上をアリやバッタ、丸虫などがせわしげに動き始める。蝶に蜂、アブも飛んでくる。
広々とした庭一面に雑草を育てているのだが、その庭の中央に緩やかなS字カーブを描く一本の小径を作り、門から家の玄関までを結ぶ。小径には草が生えないように、小さな芽も抜いている。草の原のあいだを通り抜ける通路ができあがる。門を入り、小径を通り、家の玄関へとたどり着く。今は誰も住んではいない、がらんとした空間。空き家になって約1年。この土地が売れてしまえば取り壊されることになっている家だ。その中をどのように表現するかを今、思案中だ。
日々の庭しごとの最中には、様々な事柄が頭の中に浮かんでは消える。夜、パソコンに向かって、そのとき考えていたことをブログに書き連ねようとするのだが、何かを思索していたという記憶はあってもその内容を思い出すことができない。庭では、草むらの中、豊かな思索とイメージが膨らみ心地の良い時間を過ごしていたというのに、ここではブログに打ち込まれた貧しい言葉の次の空白を埋める言葉さえ探しあぐねている。
空き家に椅子と机を持ち込むことにしよう。それで、庭でのあふれる言葉とイメージをうまく書き留めることができればいいのだが。
